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大抵の場合、
誠実と嘘とは対極にあるのだが、 ことが「がん」の話しになると、 そんなことはない。 すでに手遅れの、進行性のがん患者を見舞って、 「顔色が悪いね。」 「もう駄目なの?」 と言う人はいない。 「思ってたより元気そうじゃないか。」 「ほんとうに病気なのかい?」 などと、現実に感じたことと裏腹なことを言うのが普通だ。 この場合だけは、 嘘をつくことが誠実なのだ。 嘘の上手い人に、自分は、とても恵まれている。 「なんだ。わざわざ見舞いに来て、大損をした。 元気じゃないか。」 「良かった。大丈夫だよね。 ホッとしたよ。」 「誤診じゃないのか? 病気には見えないよ。」 みんながみんな、誠実に嘘をついてくれる。 この嘘が、実のところ、とても有効で、 本当に、その気になってくるから、 人間とはすごい。 自分にも、 すでに手遅れと聞いているがん患者を見舞いに伺った経験が多数ある。 同じように、誠実に嘘をついてきた。 笑顔までつくって、まるで役者だ。 「心配するほどじゃなくて良かった。 それじゃぁ、また来ます。 頑張って、早く退院してください。」 「とりあえず、ホッとしました。 あんまり、ながく入院されていると、 本当の病人になっちゃいますよ。」 挨拶をして帰るわけだが、 お顔が見えなくなると同時に、 こちらは、笑顔から豹変して、 涙が止まらなくなってきたり、 苦虫を噛み潰した顔になっている。 誠実に嘘をつくほど、疲れるものはない。 むなしい。 本音は、お見舞いどころか、 電話でさえ、できればかけたくない。 もう駄目だったらどうしよう、 電話にしても、出なかったらどうしよう、 不安で胸は一杯だし、 話すことができれば、 それは、また嘘で、むなしい。 最近になって、 友人たちから、入院当初の本音を聞くことがある。 「実際、もう駄目だと思ったよ。」 「あと数ヶ月か、と聞いていたから、つらかった。」 等々・・。 やっぱりだ。 しかし、みんな、 すごい役者ばっかりだ。 「豚もおだてりゃ、木に登る。」 見事に嘘を信じて、 生き延びることが出来た。 見舞ってくれた方々に、 個人的ではあるが、 感謝を込めて、 演技賞を差し上げたいと思う。 「Honesty」。 Billy Joelで、訳詩つきだ。 http://www.youtube.com/watch?v=mwIZreVcl34&feature=related 「がん」以外では、なかなか嘘は許してもらえない。 許してもらえないことは、他にもある。 TVなどでの「不適切な表現」だ。 笑いの種類としては、上質ではないが、 可笑しい。 http://www.youtube.com/watch?v=cUrI_xYQL6A&feature=related 役者といえば、 イキのいい若者が出てきた。 好き嫌いではなく、楽しみだ。 寺山修司が天井桟敷をおこす前、 日本の演劇界は、時代劇か、 金髪のカツラをかぶり、 「ジョージ!! ヒューストンで会おう。」 などと演っていた。 今、普通に演劇だと思っているものは、 まだ、寺山修司から40年ほどのものだ。 何かわけがわからない・・でいいと思う。 新しさは、いつも、これからだ。 劇団スカッシュから二題。 「お風呂で絡み合う素人投稿画像」 http://www.youtube.com/watch?v=ZS7dS8NMmp0&NR=1 「極悪 妻が夫をグチャグチャにする!」 http://www.youtube.com/watch?v=Nh68uXgh1Vs&feature=channel
by sarno
| 2009-05-15 18:12
| 日々雑感
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