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8月は仮退院しての自宅療養期間だ。 わずかひと月の間に、 やらなければいけない事がたくさんある。 なかでも、今後生き延びていくための仕事の目処を立てておくのが最優先だ。 これが、とてつもなく難題で、言ってみればお先真っ暗、八方塞だ。 友人たちとも話しをするのだが、 現在までの延長線上で、仕事に取り組んでいくことが吉とは出ない歳になっている。 入院中にじっくり考えようと思ったが、まとまらずこんがらがってしまった。 それにしても、肺がん末期の余命宣告以来、 4年4ヶ月間入院生活を続け、 仮退院後も、ほぼ2~3ヶ月ごとに1ヶ月間の入院生活を繰り返している上に、 自宅療養期間中は隔日の通院をしながら、 生きてこれたのは奇跡に近い。 荷物を持ったり、早く歩くことはできないまでも、 ほぼ健常者と変わらない健康状態を維持するために、 主治医をはじめ病院関係者には、 いつも治療・看護や事務面でも全力を尽くしていただいている。 その上に、丸山ワクチンや酵素の力も大きいと思うが、 温熱療法イトオテルミーによる健康状態維持の底上げ力は、 特にはかりしれないほどだ。 余命は3ヶ月から半年とのことだったので、 しばらく、ただただ生き延びることのみに専心していたが、 入院生活中も、幸運なことに家業の洋服仕立て業のご注文をいただいていた。 わざわざ言うまでもなく、 「お客様に生かされている。」マーケティングの中心となる概念だが、 実感している毎日だ。 仕事がなければ、 健康状態を維持できていながらも、 とっくにお陀仏になっていたかもしれない。 が、 ここへきての本格的クールビズは響いた。 浮世は完全にカジュアル化へと舵をきっている以上、 この流れ、方向はしばらく変わることもないだろう。 (愚痴るは歳だ。みんな揃って、「男は黙ってやせ我慢」。) ここは、石津謙介師の「人生四毛作」をじっくり読み返して、 最良の道を探したい、と思う。 それにしても、 「生きる」ことは素晴らしいことだが、 同時に、ちょっと大変だ。 同じく、 「自由」でいることは最高で素晴らしいが、 同時に、ちょっと大変だ。 愚痴ってしまったが、 多かれ少なかれ、みんな思うことだろう。 ちょっと大変だ、と楽しめる人物になりたい。 これまで、このような事をほとんど考えることもなく、 ここまで生きてこれたことに、 心から感謝したい。 ミュージシャンでもタレントでもいい。 その昔、道玄坂にあった伝説のカントリーのライブハウス「アスペングロー」で、 野村義男さんが「ゲイノージンの野村です」って挨拶してたのがカッコ良かった。 元気印の一曲。 オリビア~。 ソーラン節もアレンジしますか。 「附」 ぜひ来年は踊るだべ。 写真:ドロンとブロンソン。例の映画から。 「ありがとうございます。」 ブログ中に転載・リンクをさせていただいた皆様、ありがとうございます。 ご質問やご相談はメールで下記アドレスへお気軽に。 sarnokun@gmail.com sarnokunn@yahoo.co.jp
by sarno
| 2011-07-30 15:19
| 入院生活
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