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また、しばらく同じ部屋で暮らした方が逝きそうだ。
ほぼ一年前から、同じ肺がんで第三段階、 手術は手遅れの方だった。 放射線療法と抗がん剤による化学療法をされていた。 お歳は、自分より10歳ほど上だった。 とてもお元気で、病人には見えないような方だ。 入退院を繰り返し 今度で4度目だった。 一週間ほど前に、今度は他の部屋になったのだが、 お会いした時は、まだお元気だった。 数日前の深夜3時ごろ 突然息が苦しくなり、そのまま酸素吸入が続いている。 もうすでに意識はない。 部屋も例の所に移されている。 おそらくだが、肺に穴があき 突然の呼吸困難になったにちがいない。 前にも、お一人まだ40代の肺がんの方が 同じような亡くなり方をしたことがある。 いわゆる肺気胸と一見同じことなのだが こちらは、すでに肺の壁がボロボロになっているわけなので 処置のしようがない。 ただ、じっと弱っていき、息を引き取っていくのを見守る以外にない。 ご家族にとっては、つらい時間が続く。 この一週間ほど前にも しばらく同室だった方が逝かれた。 この方は 大腸がんの手術後数年経ってから 食道を中心にがんが拡がり、 水分も食べ物も、全く通らなくなっていた。 同室だった数ヶ月、すべて点滴でまかなっていた。 さいわい、おもいきって管を外科で通すことができ その後、入退院を繰り返しながら一年余寿命を延ばされた。 重症でありながらも 常に明るく、競馬の話などをされていた。 自分が入院している病院は がんに関して告知をしている場合がほとんどだ。 自分より年上の方が多いということもあるが、 今まで、ただの一人も 死の恐怖や 愚痴を言う方はいなかった。 皆、度胸をきめ、落ち着いて闘病生活を送られていた。 侍(さむらい)。 武士(もののふ)。 同病同士、どれだけお互いに勇気をわかちあっていることだろう。 心から、いい病院に入院できたなぁ、と思う。 「人間、遅かれ早かれ、いつかは逝くんだ。」 「生きている間は、楽しくがんばろう。」 まるで、合言葉のように励ましあっている同志。 いつかまた、どこかで元気な時にお会いしましょう。
by sarno
| 2008-05-23 14:34
| 入院生活
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