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少年時代は
東京渋谷区の代官山アパートという所に住んでいた。 昭和2年に建てられた日本で始めてという鉄筋コンクリートの集合住宅。 同潤会アパートといい、30数棟の建物があった。 当時のことなので、お風呂などは各家には無く、 ちょうどアパート群のど真ん中に 銭湯があり、住人は全員そこで入浴していた。 その銭湯のご主人は本業が鳶職人で 銭湯の裏には燃料となる廃材が、いつも山積みされていた。 格好の子供たちの遊び場でもあった。 ご主人が鳶職人でもあったせいかどうかはわからないが、 銭湯の客には見事な刺青を入れた方も多かった。 奥様は、番台に座り いつもパーマをかけたてのように綺麗にしており 「ありゃんした。」(ありがとございました)と言っていた。 季節には 菖蒲(しょうぶ)や柚子が湯に入れられた。 祭りの日は 無料券が配られた。 近所の人への挨拶。 年上の人からの色々な話し。 同級生との話し。 下級生との話し。 短い時間ではあるが、ほぼ毎日のように繰り返される会話。 当時の銭湯は 地域社会の重要なコミュニケーションの場だった。 東京オリンピックが終わって、数年経った頃から それぞれの家が、バルコニーとかに簡易の風呂をつくりだした。 それでも、回数は減ったとはいえ、銭湯へは通った。 今でも、そのころの名残りなのか 銭湯が大好きだ。 病院や家の風呂ではなく、銭湯の場そのものが好きだ。 病院や家の狭い、そして孤独な風呂よりも、 何故か銭湯は心が和む。
by sarno
| 2008-05-28 11:35
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